シーズンに関係なく、一年を通して着用できる『ソリッドビエラシャツ』は、「ヒューストン」を代表する定番アイテムのひとつ。毎シーズン、高い評価を獲得する人気商品だ。今回は、その『ソリッドビエラシャツ』が、さらにアップデートされ、進化して登場したので紹介したい。豊富なカラーバリエーションも魅力。一着は持っておきたいアイテムだ。
『ソリッドビエラシャツ』とは?
ソリッドビエラシャツの魅力を説明する前に、まずは『ビエラシャツ』について説明しておこう。“ビエラ”の意味は以下を参照。
「ビエラ(Viyella)」とは、英国のウイリアムホリンズ社の商品名を指す。これは、同社のフランネル仕上げの布地の商標名だ。
正式には、「ビエラフランネル(Viyella Flannel)」といい、綿(コットン)45%/毛(ウール)55%を混紡した糸を綾織りにして起毛させた生地のこと指す。また、綿100%を使用し、同様に織られた生地は“綿ビエラ”と呼ばれる。
この「ビエラフランネル(Viyella Flannel)」を使用したシャツを略して『ビエラシャツ』と呼んでいる。
要は“ビエラフランネル”という上質な生地を使用したネルシャツのことだ。ネルシャツにもこだわりたいのなら、ビエラシャツを探してみるといい。
さて、もう1つ説明しておくべきなのが、『ソリッドビエラシャツ』の“ソリッド”について。
この“ソリッド”は、「ヒューストン」で別モデルとして展開されている『チェックビエラシャツ』と異なるモデルであること意味する名称。一方がチェック柄であるのに対し、今回紹介する『ソリッドビエラシャツ』は、柄のない単色デザインが特徴だ。
『ソリッドビエラシャツ』のディテール
杢のような風合いある生地
緯(ヨコ)糸と経(タテ)糸に別のカラーの糸を使用することにより、杢のような風合いある生地に仕上げている。また、通常のフランネルに比べて、厚手で重厚なビエラフランネル生地を使用。耐久性にも優れているため、長く着用することができ、経年変化も楽しめる。
程よいサイズ感の襟
オープンカラーの襟は、程よいサイズ感。もちろん、襟の付け根にはトップボタンが配されており、最上部までボタンを留めることができる。また、背中上部にはガゼット(当て布)が配され、しっかりと補強されている。
猫目ボタン
ボタン類には、縫製糸の摩擦を防ぐ効果のある猫目ボタンを使用。ボタン中央のくぼんだ箇所に縫製糸が入るため、外部との接触を避けることができる。
両胸にパッチポケット
両胸には、ボタン付きのパッチポケットを配置。ダブルステッチで縫製するなど、耐久性にもこだわっている。ボタンには猫目ボタンを使用。
頑丈に作られた袖口
厚手の生地を重ねて作られた袖口には適度なハリがあり、袖まくりしても美しい形状を保ってくれる。耐久性も抜群だ。
トリプルステッチ
ワークウエアによく見られる、負荷のかかる部分を補強するための仕様であるトリプルステッチを採用。トリプルステッチが入るだけで、シャツ全体の雰囲気がグッとかっこよくなる。
空環(カラカン)残し
両サイドの裾に入ったスリットの付け根部分にはマチが設けられているが、このマチの部分から垂れた糸の処理を「空環(カラカン)残し」と呼ぶ。アメリカの大量生産時代に考案された手法で、ヴィンテージのシャツによく見られるディテールだ。
ユニオンチケット
フロントの裾部分の生地裏には、ヴィンテージアイテムによく見られるユニオンチケットをデザイン。見えないところまで、「ヒューストン」らしいこだわりが表現されている。
『ソリッドビエラシャツ』全8色
BLACK
NAVY
RED
MINT
YELLOW
GREY
WHITE
ORANGE
SOLID VIYELLA SHIRT
毎年、高い人気を獲得する「ヒューストン」の大定番アイテム、『ソリッドビエラシャツ』。ボディには、厚手のビエラ生地を使用し、空環仕上げ、ユニオンチケット、ガゼット(当て布)、猫目ボタン、トリプルステッチなど、本格的なビンテージディテールを随所に落とし込んだ注目作だ。今年は、ネイビーやレッドなどのビビッドカラーを加えた全8色を展開。シーズンレスに長く愛用できる『ソリッドビエラシャツ』、ワードローブに一着は加えておきたい。
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