「ヒューストン」の「M-51 パーカー」といえば、ブランドの核となるロングセラーモデル。爆発的にヒットした映画の衣装として採用されるなど、ファッション界以外でもその名を歴史に刻んでいる。この名作、「M-51 パーカー」をより暖かく、快適に着用するために、新たに開発されたのが、今回紹介する『M-51 パーカーシンサレートライナー』だ。「M-51 パーカー」に装着すれば、保温性や着心地が格段にアップする。
そもそも
『M-51 パーカー』とは?
正式名称は「PARKA SHELL M-1951」。
ファッション業界ではモッズコート、モッズパーカと呼ばれているが、1950 年代にアメリカ陸軍地上軍に採用された極寒防寒衣料の51 年型モデルのことを指す。主に装備の上から着用するために作られているため、身幅が広く大きなサイズ感が特徴だ。
第二次大戦では、 アメリカ軍の防寒着といえばウールコートが主流だった。しかし、重く動きにくいウールコートは前線で戦う兵士達から不評を集め、軽量で機動性に優れた防寒着が求められた。
そこで、通常装備の上から着用でき、さらに、様々な気象条件に対応できるよう『ライナー』の着脱を可能とした「M-51 パーカー」が開発された。
「M-51 パーカー」の詳しい情報は以下の記事をチェック!
『M-51 パーカー』に最初から装着されているライナーは?
▲「ヒューストン」製の「M 51パーカー」を購入すると、最初から取り外し可能なライナーが装着されている。この付属のライナーは、内側に肌触りの良いアクリルボアが採用されている。もちろん、保温性にも優れた作りとなっているが、見た目や雰囲気の面から、1950年代当時の仕様を再現しているため、現代の最先端ウエアの保温性にはどうしても及ばない点がある。
▲そこで、新たに開発されたのが、中綿に保温素材「シンサレート」を使用したM-51 パーカー専用のキリティングライナー『M-51 パーカーシンサレートライナー』だ。
『M-51 パーカーシンサレートライナー』の魅力とは?
単体としての着用が可能
保温性の高いライナーとしてはもちろん、単体でも着用できるようフロントジッパーやパッチポケット、袖口の段リブなど、細かい部分まで随所にこだわりが詰まっている。
ポリエステル素材のリップストップ生地
ライナーの生地には、ポリエステル素材のリップストップ生地を採用。サラッとした質感の生地は袖通しが良く着脱がスムーズに行える。またキルティングステッチにより、耐久性も向上し、従来のアクリルボアライナーに比べて、寒風を防ぐ効果も得られる。
中綿には機能素材「シンサレート」を採用
ライナーの中綿には、高い保温性を発揮する「シンサレート」を採用。アクリルボアライナーでも十分な保温性が得られるが、さらに優れた保温性が得られる。
単体着用を考慮したフロントジッパー
「M-51 パーカー」に最初から付属しているアクリルボアのライナーは、フロントがボタン式となっているが、こちらの『M-51 パーカーシンサレートライナー』にはジッパー式を採用。これは、単体としての着用を考慮したデザインだ。
フロントには便利なパッチポケット
フロントの両サイドには、便利なパッチポケットが配される。トップの部分をボタンで留めることもでき、単体で着用する際に便利に使える。
袖口は段リブ仕様
袖口には、程よいフィット感の段リブを採用。保温性にも考慮したデザインとなっている。
裾部分はテープで補強
ライナーの裾部分は、しっかりとテープで補強されている。また、襟の回りも同様にしっかりと補強されている。
『M-51 パーカーシンサレートライナー』
※本モデルは、「ヒューストン」製の『#5409M M-51 PARKA』専用のライナー単体。その他の製品には装着不可能なのでご注意を! また、サイズの選択にも注意したい。
BLACK
OLIVE DRAB
M-51 PARKA THINSULATE LINER
ポリエステル素材のリップストップ生地を使用した『#5409M M-51 PARKA』専用のシンサレートライナー。従来のアクリルボアライナーでも十分な保温性が得られるが、中綿にシンサレートを採用することで、さらに保温性を高めた注目作だ。また、キルティングに施されたリップストップ生地は、さらりとした着心地で着脱がスムーズに行える。従来のライナーにはなかったフロントジッパーやポケットなど、単体としても着用しやすいデザインとなっている。カラーは、ブラックとオリーブドラブの2色を展開。
単体着用の『M-51 パーカーシンサレートライナー』に合わせたいのは、こんなシャツ。