デニム素材を使用した古き良き時代のミリタリーウエアは少ない。そんなデニム系ミリタリーウエアの中でも、玄人から高い支持を集めている名作シャツがある。それは、1910〜40年代にアメリカ陸軍に採用されていたデニムプルオーバーシャツ(ジャケットとも言う)だ。今回は、アメリカ陸軍に愛された名作シャツを再現した『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』をピックアップ。
アメリカ陸軍(U.S. ARMY)に採用されていたデニムシャツ(ジャケット)
今回紹介する「ヒューストン」製の『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』のベースとなっているのは、1910年〜40年代にアメリカ陸軍に採用されていたデニムプルオーバーシャツ(ジャケットとも言う)。
実物のデニムプルオーバーシャツは、捕虜となった兵士に着せていたことから、「Prisoner of war=捕虜」を略した「PW」や「P」というステンシルが配されているものが多い。古着市場では、貴重なヴィンテージアイテムとしてコンディションの良いものは驚くほど高値で取り引きされている。
捕虜に着せる服だけではなく、“作業服としても使われていた”という説もある。いずれにしても、素材使いやカラーリング、各部の仕様などを観察すると、戦闘服として作られたものではないことがわかる。
また、少々マニアックなアイテムだけに、このプルオーバーパーカーを再現し、販売しているメーカーやブランドが少ないのも特徴。高価なヴィンテージモデルに手が出ない人には、「ヒューストン」製の『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』がオススメだ。
素材に「USAコットン」を使用
「ヒューストン」製『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』の魅力は、古き良き時代の名作シャツを忠実に再現しているだけではない。
素材選びまでしっかりとこだわり、なんとアメリカで生産されたコットンを素材に使用。程よい厚さの8オンスのデニム生地に仕上げ、頑丈ながらも軽快な着心地を実現している。長く着続けることで、USAコットン特有のエイジングが楽しめるだろう。
全3色のカラーを展開
『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』は、全3色のカラーバリエーションが展開される。各カラーに特有の魅力があり、選ぶのが大変そうだ。
INDIGO(インディゴ)
着用し続けることで濃紺からの色落ちが楽しめる。白いステッチに色が染み込みさらに風合いが増す。イチから色落ちを楽しみたい人に最適だ。
VINTAGE WASH(ビンテージウォッシュ)
程よく色落ちしたインディゴ特有の美しさが堪能できるモデル。最初からビンテージの風合いが楽しめ、さらなる色落ちにも期待できる。
BLEACH(ブリーチ)
長年着用し続けたような清々しい色落ちが演出されたモデル。春夏には軽快な着こなしが楽しめ、秋冬には差し色として着こなしに奥行きを与えてくれる。
『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』のディテール
USAコットンを使用したデニム
アメリカで生産された8オンスのデニム生地を使用。程よい厚さで春先にも軽快に着用できる。
やや広めの襟
襟の開きは、やや広めに設定されており、長い丈やルーズなシルエットとのバランスが考慮されている。また、ボタンの掛け替えにより、様々な表情が楽しめる。
刻印入りのメタルボタン
ボタン類には、「U.S. ARMY」のロゴが刻印されたメタルボタンを採用。経年変化によって特有の風合いが演出される。
フロントポケット
フロント両サイドに配された特徴的なデザインのパッチポケット。もともとはフランス軍のジャケットに採用されていたデザインを取り入れたものだと言われている。収納力は抜群。
袖口はシングルボタン仕様
袖口は、ゆとりのあるデザインのシングルボタン仕様。ロールアップが簡単に行える。
ダブルステッチで補強
生地に負荷のかかる箇所には、ダブルステッチを採用し、しっかりと補強。また、ダブルステッチの幅を狭めることで、シャープな印象に仕上げている。
『USAコットンデニムプルオーバーシャツ』
INDIGO
VINTAGE WASH
BLEACH
USA COTTON DENIM PULLOVER SHIRT
アメリカ産のコットンを使用した8オンスのデニム生地で仕立てられたプルオーバーシャツ。1910年〜40年代のアメリカ陸軍(U.S. ARMY)に採用されていたシャツを再現した注目作だ。ボタン類には、「U.S. ARMY」のロゴが刻印されたメタルボタンを採用。フロントに配された2つのパッチポケットは、収納力に優れ、特有の経年変化が楽しめる。カラーは、インディゴ、ビンテージウォッシュ、ブリーチの3色を展開。流行り廃りのない名作シャツ、一着手に入れておくとコーディネイトの質が格段に広がりそうだ。
どうせならボトムスもU.S. ARMYもので!
上に着るアウターもU.S. ARMYもので!