8オンスのセルビッチデニムを使用し、ビンテージデニムシャツのデザインを踏襲した“ザ・アメカジ”なワークシャツが登場。随所に配されたセルビッチが、古き良きアメリカの雰囲気を醸す一着。長く愛用することで、自分色に育ってくれる、エイジングにも期待できるシャツだ。
[HOUSTON/セルビッチデニムシャツ]
『セルビッチデニム』とは?
デニム生地を織る際に、シャトル織機と呼ばれる旧式力織機を使用した場合、織られた生地の端っこには、“耳(みみ)”と呼ばれる3〜5mm程度の白い部分が出てくる。
この白い“耳(みみ)”と呼ばれる部分は、別名『セルビッチ』とも呼ばれている。
『耳付きデニム』=『セルビッチデニム』というわけだ。
また、この白い耳にほつれ防止のステッチが1本入っているものがあるが、ヴィンテージデニムにおいては、このステッチの糸に赤が使われていることが多い。
耳の部分に赤いステッチの入ったデニムを、日本では通称“赤耳(あかみみ)”と呼んでいる。
いずれにしてもこれらのセルビッチデニムは、限られた数しか現存しない旧式力織機でしか織ることができない。そのため、セルビッチデニムであること自体に価値があるのだ。
2mm幅のセルビッチを採用
今回紹介する「ヒューストン」の『セルビッチデニムシャツ』には、通常のセルビッチデニムに比べて、セルビッチの幅を細くした生地が採用される。
通常は3〜5mm幅のセルビッチが一般的だが、「ヒューストン」の『セルビッチデニムシャツ』に関しては、2mm幅の細いセルビッチを使用。
[HOUSTON/セルビッチデニムシャツ]
それにより、前立てやポケットに配されたセルビッチが悪目立ちせず、程よい具合で主張するアクセントに。セルビッチをデザインに採用しながらも、ミリ単位でデザインのバランスを調整した、こだわりまくったシャツなのだ。
8オンスの生地厚の意味
通常のデニムパンツには、13〜15オンスのデニム生地が使われることが多いが、「ヒューストン」の『セルビッチデニムシャツ』には、8オンスのデニム生地が使用される。
[HOUSTON/セルビッチデニムシャツ]
デニム生地としては、薄手の生地ではあるが、そのぶんゴワツキ感がなく、軽快に着用できる。また、少々気温が高くても快適に着用できるように仕上げられている。
もちろん、気温が低下すればインナーとしても活躍。幅広いシーズンに対応してくれる。
薄手でも美しいエイジングは健在
[HOUSTON/セルビッチデニムシャツ]
8オンスと、少々薄手のデニム生地であっても経年変化による美しい色落ちは健在。長く愛用するほどに、自分だけの色合いを演出してくれる。愛でる楽しさも備えたシャツなのだ。
『セルビッチデニムシャツ』のディテール解説
セルビッチデニム
生地には、コットン100%の8オンスセルビッチデニムを使用。経年変化により、美しい色合いに育ってくれる。
2mm幅のセルビッチ
通常は3〜5mmのセルビッチが一般的だが、この『セルビッチデニムシャツ』では、2mm幅と細めのセルビッチを採用。
縫製糸
ボディを縫製する糸には、ブラウンの糸を使用。古き良きビンテージデニムシャツの雰囲気が再現されている。
レギュラーカラー
襟はスタンダードなデザインのレギュラーカラーを採用。幅広いコーディネイトに対応する。
ボタン・前立て
使用されているボタンは、中央に窪みがあり、縫製糸がダメージを受けにくい形状となっている。また、前立てには、大胆にセルビッチデニムが使用される。2mm幅と細めのセルビッチなので、悪目立ちせず、程よく主張してくれる。
胸ポケット
右胸にはボタン式のフラップポケット、左胸にはセルビッチが配されたパッチポケットを採用。それぞれ、負荷のかかる部分はリベットでしっかりと補強されている。
袖口
袖口はシンプルなシングルボタン使用。袖のロールアップが簡単にできる。
両サイドの裾
両サイドの裾に設けられたマチ部分にもセルビッチが配され、さりげないアクセントに。
バックヨーク
ヨーク部分にもセルビッチが配される。バックスタイルからも、さりげなく主張できる。
《セルビッチデニムシャツ》
INDIGO ONE WASH
[HOUSTON/セルビッチデニムシャツ]
【SELVEDGE DENIM SHIRT 】
8オンスのセルビッチデニムを使用したワークシャツ。耳使いを全面に押し出したデザインながらも、通常3mm幅のセルビッチが多い中、2mm幅の細めのセルビッチを採用し、主張しすぎない着用しやすいアイテムに仕上げた。単体でも軽快に着用でき、インナーとしても着用できる、幅広いシーズン活躍してくれる一着だ。カラーは、インディゴワンウォッシュの1色展開。
スペシャルなデニシャツには、スペシャルなパンツを合わせたい!