フランス軍の誇る名作“M-47パンツ”といえば、アメリカ軍の誇る名作“M-65パンツ”と双璧をなす、ミリタリー界切っての人気モデル。そのフランス軍“M-47パンツ”の後継モデルとして、フランス陸軍に採用されていたのが『M-64カーゴパンツ』だ。今回は「ヒューストン」が再現した『M-64カーゴパンツ』の魅力を解説。
[HOUSTON/フレンチM-64カーゴパンツ]
『M-64カーゴパンツ』とは?
今回紹介する『M-64カーゴパンツ』の解説をする前に、その前身モデルである“M-47パンツ”、通称F-2カーゴパンツについての説明を少しだけ。
[HOUSTON/フレンチM-64カーゴパンツ]
前身モデルである“M-47パンツ”は、フランス陸軍(FRENCH ARMY)に、1947年に採用され、第二次世界大戦後の1947年から1960年代まで使用されていたという。
“M-47パンツ”は製造年により、前期型と後期型に分けられる。一般的に、前期型は1940年代〜1950年代に、後期型は1960年代に製造されたものを指す。
“M-47パンツ”の詳しい解説については以下の記事でチェックを!
この“M-47パンツ”の後継モデルとして、フランス空軍用に開発されたのが、今回紹介する『M-64カーゴパンツ』だ。
[HOUSTON/フレンチM-64カーゴパンツ]
『M-64カーゴパンツ』は、空軍用に開発されているため、落下防止のボタン式ポケットや2重構造の裾など、興味深いディテールが随所に配されている。
また、ウエストには程よいゆとりがあり、裾にかけてテーパードする美しいシルエットも特徴的。
無駄を排除したシンプルなデザインの中に、フランスらしい洗練されたデザインが光るカーゴパンツなのだ。
ゴテゴテしたカーゴパンツ特有のデザインが苦手な人に!
シンプル・イズ・ベスト!
『M-64カーゴパンツ』最大の魅力は、必要な機能を搭載しつつ、究極的にシンプルにデザインされている点だろう。
[HOUSTON/フレンチM-64カーゴパンツ]
アメリカ軍の誇るゴテっとしたアメカジライクなカーゴパンツとは異なり、シンプルなデザインのため、サラッとスマートに着用することができ、幅広いコーディネイトに対応してくれる。
『M-64カーゴパンツ』独自の特徴的なディテールを解説
コットンサテン生地
ボディの生地には、コットンサテン生地を採用。きめ細かい生地には、特有の光沢感があり、着込むほどに味わい深い表情へと育ってくれる。
ボタンフライ
フロントは比翼付きのボタンフライ仕様。クラシカルなディテールも忠実に再現されている。
タグ
ウエストの内側には、実物のデザインを基にした「HOUSTON」のタグが配される。
ポケット
両サイドには、落下防止用のボタンを備えたポケットを装備。腰を下ろした際にも収納物を落としにくい構造となっている。
カーゴポケット
両腿にはカーゴポケットを装備。フラップ内にボタンが隠れる仕様となっており、シンプルな見た目に。
ヒザやヒップの補強
ダメージを受けやすいヒザやヒップは、生地を2重にして補強されている。目立たないながらもミリタリーパンツらしく堅牢な仕様だ。
裾のドローコード
裾には、絞り具合を調節できるドローコードを採用。また、裾先には裏地が設けられており、2重構造となっている。この2重構造の裾は、シューズと合わせた時に裾の美しい形状を保ってくれる。
『M-64カーゴパンツ』
OLIVE DRAB
[HOUSTON/フレンチM-64カーゴパンツ]
BLACK
[HOUSTON/フレンチM-64カーゴパンツ]
【FRENCH M-64 CARGO PANTS】
フランス軍の誇る名作“M-47パンツ”の後継モデルである『M-64カーゴパンツ』を忠実に再現。『M-64カーゴパンツ』は、空軍用に開発されているため、落下防止用のボタン式ポケットや2重構造の裾など、興味深いディテールが随所に配された注目作だ。ウエストには程よくゆとりがあり、裾にかけてテーパードしているため、着用した際のシルエットも秀逸。削ぎ落とされたシンプルなデザインは、幅広いコーディネイトに取り入れることができる。カラーは、オリーブドラブとブラックの全2色を展開。ワードローブに一着あると重宝しそうなアイテムだ。
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