ミリタリーマニアからアメカジユーザー、バイカーなどなど、幅広い層から人気を集める『N-1デッキジャケット』。本モデルは、「ヒューストン」のオリジナルヘビーピケ素材を使用して完全再現されたブランドを代表する大定番モデルだ。
「N-1デッキジャケット」とは?
1940〜50年代まで、アメリカ海軍(U.S. NAVY)に所属する兵士達が、船の甲板上で着用していたミリタリーウェア。冬には、冷たい強風が吹き付ける過酷な環境下において兵士の身を守る防寒用の作業着として開発された。
防風・防水性に優れた肉厚で丈夫なコットン生地の表地が特徴。また、内側の全面にボアライニングを施すことで高い保温性も確保している。
過去に実在したミリタリーウェアではあるが、ワークウェアにも似た無骨なデザインや耐久性・デザイン性の高さから、ミリタリーファンのみならず、アメカジファンやバイカーなど、幅広いスタイルマスターに愛されている名作だ。
過酷な環境から兵士を守るために考案された「N-1デッキジャケット」特有のディテール
オリジナルヘビーピケ素材
肉厚で堅牢に仕上げた「ヒューストン」オリジナルのヘビーピケ素材を使用。長く着続けることで経年変化も楽しめる。
裏地はアクリルボア仕様
内側には、保温性に優れた柔らかい着心地のアクリルボアを採用。アルパカなどの天然皮革に比べて、メンテナンスが用意に行える。
ボア仕様の襟
冷気から首元を守るために、襟はボア仕様となっている。また、付属のチンストラップ(ボタン式)を留めれば、ボアが首の上部までしっかりと密着し、より高い保温性が得られる。ボアの素材にはライニングと同様のアクリルボアを使用。
比翼仕立てのフロント
フロントは堅牢なジッパー(※)の上に、肉厚で頑丈なウィンドフラップが配された比翼仕立てとなっている。また、ジッパーのサイズや、ウィンドフラップを留めるためのボタンサイズが大きいのも特徴。これはグローブをしたままでも開閉がしやすいよう配慮されたものだ。
※ヒューストンのN-1デッキジャケットは「IDEAL(イデアル)」製のジッパーを使用。
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脇下にベンチレーション
防風・防寒機能だけではなく、作業着としての機能も装備。両脇下には、作業時の蒸れを抑えるためのベンチレーション(4つの穴)が配されている。
袖口の段リブ
袖口の内側には、冷気の侵入を防ぎ、腕にフィットする構造のリブを装備。段リブを採用するなど、細部までこだわり抜かれた仕様だ。
裾のゴローコード
裾の内側にはドローコードを備えており、下から入ってくる冷気を防ぐことができる。
フライトジャケットやフィールドジャケットにはない「N-1デッキジャケット」特有の魅力
1980〜90年代の日本では、空前のミリタリーブームが巻き起こった。その当時は、主にフライトジャケットの人気が高く、N-1デッキジャケットに関しては、じつはあまり注目される存在ではなかった。しかし、時が経つとともにじわじわと人気が高まり、ここ数年でミリタリーアウター随一の人気者に大出世。現在では、冬のミリタリーウェアとして欠かせない存在となっている。
じつは「ジェームス・ディーン」もプライベートで愛用していた!?
株式会社笠倉出版社発行「MILITARY STYLE BOOK」
「M-51パーカは、あの映画であの俳優が」、「M-65フィールドジャケットは、あの映画であのハリウッド俳優が」などなど、人気の高いミリタリーウェアは、それなりに有名な映画に登場したり、有名俳優や偉人が愛用していたりと、注目される理由が明確にあったりするのだが、N-1デッキジャケットに関しては調べてもあまり出てこない。
ただし、有名な俳優が着ている写真は残されている。世界の映画史はもちろん、ファッション史にまで多大な影響を与えた偉大な2人の俳優。
「ポール・ニューマン」と「ジェームス・ディーン」だ。
ジェームス・ディーンに関しては、プライベートでN-1デッキジャケットを着ている姿が写真に収められている。これがまた惚れ惚れするほどカッコいい。
今後のN-1デッキジャケット着こなしの参考として目に焼き付けてほしい。
「ヒューストン」の『N-1デッキジャケット』に関しては、タン、ネイビー、オリーブドラブ、ブラック グレーの全5色が展開されている。
また、「ヒューストン」では、このほかにも注目の「N-1デッキジャケット」が展開されている。
N-1デッキジャケット(カモ柄タイプ)