かつて英国王立海軍に採用されていた名作『スモックパーカー』をサンプリング

サンプリングのモチーフとなった“スモックパーカー”とは？

1950年〜90年代にかけて、由緒あるロイヤルネイビー（英国王立海軍）に採用されていたパーカージャケットのこと。

実物の“スモックパーカー”は、フロントジッパーのないプルオーバーデザインが採用されていた。

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

また、“スモックパーカー”の素材には、超長綿を高密度に織り上げることにより、天然繊維でありながらも水滴をしっかり弾く生地『VENTILE（ベンタイル）』が使用されていた。

このことから、ヴィンテージ業界では、通称“ロイヤルネイビーのベンタイルスモックパーカー”などと呼ばれている。

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

今回紹介する「ヒューストン」の『スモックジップパーカー』は、そんな“ロイヤルネイビーのベンタイルスモックパーカー”のヴィンテージモデルをサンプリングし、現代に取り入れやすく着やすい仕様へとモディファイした1着だ。

ちなみに、『VENTILE（ベンタイル）』は、もともとRAF（ロイヤルエアフォース＝英国王立空軍）のパイロットのために、開発されたといわれている。

耐風・耐水に優れた素材であったことから、墜落して海に落下した戦闘機パイロットの命を、冷たい海水から守るために開発されたのが起源らしい。

コットン・ナイロン混のワッシャー生地を採用

実物のスモックパーカーの素材には、ベンタイル生地が使用されていたが、今回紹介する「ヒューストン」の『スモックジップパーカー』には、コットン70％＋ナイロン30％のワッシャー生地を採用。

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

実物の雰囲気を踏襲したクラシックでありながらも、耐久性や着心地に優れた素材が選ばれた。

程良い丈感で着用しやすい

スモックパーカー特有のデザインも素晴らしく目を引くが、絶妙な丈の長さにも注目したい。

着用時の印象が重たくなりすぎない丈の長さは、幅広いコーディネイトに取り入れやすく、長いシーズン着用できる。

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

袖先・裾に平ゴムが配されており、裾の平ゴムに関しては、絞り具合の調節が可能となっている。

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

裾下からの埃や冷風の侵入を防ぐことができ、さらにシルエットの調節ができる嬉しいギミックだ。

『スモックジップパーカー』のディテールを解説

▲フード
ボタンやドローコード、バイザーなど、イヤーマフの装着が想定されたギミック満載のフード。

▲フード後ろ
フードの後ろ側にはサイズ調整用のストラップ付き。

▲胸元のフラップ
胸元には通信機器のケーブルを固定するためのフラップを装備。

▲「IDEAL」社製のジッパー
フロントジッパーには、ヴィンテージアイテムでもよく見かける「IDEAL」社製のジッパーを採用。

▲ウエストのドローコード

ウエストにはドローコード付きで、シルエットの調整が簡単におこなえる。

▲腰前のフラップ

胸元と同様に、腰前にも機器のケーブルを固定するためのフラップを装備。

▲両サイドポケット

両サイドにはボタン付きのフラップポケットを搭載。収納物を落としにくい設計になっている。

▲平ゴム入りの裾

裾には平ゴムが配されており、絞り具合の調節ができる。

▲袖口の平ゴム

袖先には平ゴムが配されており、適度なフィット感で邪魔にならないようになっている。

▲コットン・ナイロン混素材

ボディの素材には、コットン70％・ナイロン30％のワッシャー生地を採用。

『スモックジップパーカー』

BLACK

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

BLUE

［HOUSTON／スモックジップパーカー］

FOLIAGE

［HOUSTON／スモックジップパーカー］