幅広いミリタリーアイテムを展開する「ヒューストン」から、新作の『デニムUSNカバーオール』が登場! こだわりの12オンスのデニム “プレーンデニム”と“ウォバッシュデニム”を使用した2タイプのカバーオールを展開。また、シルエットや着丈など、現代風にアレンジされている点にも注目したい。
『デニムUSNカバーオール』とは?
1930年代後半から米海軍(U.S. NAVY)において、実際に支給されていたショールカラー(へちま襟)の作業用デニムカバーオールのこと。
当時は、米軍によって開発された10.5オンスのデニム生地が用いられていたが、今回紹介する「ヒューストン」の『デニムUSNカバーオール』には、12オンスのデニム生地が使用されている。
オリジナルモデルは、年代によってボタンの種類などに若干の仕様変更が行われており、古いモノから新しいモノまで、古着市場において貴重なヴィンテージアイテムとして高値で取引されている。
最大の特徴は、丸みを帯びた襟の形状だ。これに関しては諸説あるが、一般的にはセーラーユニフォームの襟の形状を基に設計された襟ではないかと言われている。アメリカでは、Shawl Collar(ショールカラー)と呼ばれているが、日本では“へちま襟”と呼ばれることも多い。
また、オリジナルモデルは、ワーカーの着用するカバーオールに比べて、着丈の長さが若干短いのも特徴だ。身頃の着丈よりも、袖丈の方が長いヴィンテージアイテムをよく見かける。
「ヒューストン」の『デニムUSNカバーオール』に関しては、この短い着丈を若干長めに修正し、より着やすい着丈にアレンジされている。
実際に米軍に使用され、世に広まったミリタリーアイテムの中でも、デニム生地を使用したものは稀な存在だ。デイリーシーンでさりげなく着用して、実はミリタリー由来のアイテムだという物語と、デニム特有のエイジングを楽しんでみてはどうだろうか。
「ヒューストン」製
『デニムUSNカバーオール』のディテール
デニム生地
ヴィンテージのオリジナルモデルには、10.5オンスのデニム生地が採用されているが、「ヒューストン」のモデルでは、12オンスのデニム生地が使用される。風合いや色落ちまで、こだわりの詰まったデニム生地だ。
少し長めの着丈
「ヒューストン」のモデルに関しては、ヴィンテージのオリジナルモデルに比べて、少し長めの着丈にアレンジされている。もちろん、着用時のシルエットにもこだわった着丈だ。
ショールカラー
本モデルの最大の特徴であるショールカラー(へちま襟)を忠実に再現している。長く愛用すれば、襟の部分のエイジングにも期待できる。
メタルボタン
ヴィンテージのオリジナルモデルには、数種類のボタンが存在するが、「ヒューストン」の『デニムUSNカバーオール』では、風合いあるメタルボタンを採用。強度や使い勝手、雰囲気を重視したチョイスとなっている。
U.S.N.のステンシルプリント
フロントの左胸には、「U.S.N.」のステンシルプリントが入る。デニム生地同様に、長く愛用することでエイジングされ、かすれて特有の風合いが演出される。
フロントポケット
オリジナルモデルのデザイン同様に、フロントの両サイドにはボックス型のパッチポケットが採用される。
『デニムUSNカバーオール』
“インディゴ”と“ビンテージウォッシュ”の2色を展開。
INDIGO
VINTAGE WASH
DENIM USN CAVERALL
12オンスのデニム生地を使用した『デニムUSNカバーオール』。ショールカラーを筆頭に、各部のディテールを忠実に再現しつつ、着丈やシルエットなどを「ヒューストン」流にアレンジした注目作だ。カラーは、濃紺のインディゴと風合いあるヴィンテージウォッシュの2色を展開。1着持っていると、秋から春まで3シーズン着用できそうだ。
『ウォバッシュデニムUSNカバーオール』
“インディゴ”と“ビンテージウォッシュ”の2色を展開。
INDIGO
VINTAGE WASH
DENIM USN CAVERALL
こちらは、12オンスのウォバッシュデニムを使用したモデル。ヴィンテージのオリジナルモデルには、ウォバッシュデニムを使用したカバーオールは存在しないため、本モデルは「ヒューストン」のオロジナルだ。各部のディテールやデザインは、先に紹介した『デニムUSNカバーオール』と同様。細かいドットで表現されたホワイトラインが程よく主張してくれる。カラーは、濃紺のインディゴと風合いあるヴィンテージウォッシュの2色を展開。プレーンなデニムに物足りなさを感じた人は、ウォバッシュデニムを手にしてみては。
実際にアメリカ軍に採用されたミリタリーアイテムの中でも、デニムを使用したアウターは数少ない。
ワードローブに1着加えてみてはどうだろうか。